補助科目は上手に使うと便利。売掛金管理編

今日は宇多田ヒカルのFantomeというアルバムを聴きながら仕事をしていました。普段は、FUNK、FUSION、JAZZ、HIPHOPなどのCDを流していることが多いのですが、たまにはこういうのも良いですね。ただ、「良い曲だなー」と思うのは集中するまでの間で、耳に残っているのは数曲でした。暇なときにゆっくりと聴きたいと思います。


今回は売掛金管理を例に、会計ソフトの補助科目についてご紹介したいと思います。

前提

得意先との取引条件

A商店…末締め翌月末払い
B商店…末締め翌々月10日払い
C商店…都度請求、都度支払

月末時点の正しい売掛金残高

A商店…当月分のみ
B商店…先月分+当月分
C商店…決まっていない

補助科目を分けている場合

A商店

1/31時点で当月分(1月分)の売上のみ
2/28時点で当月分(2月分)の売上のみ
3/31時点で当月分(3月分)の売上のみ

となっているので

入力もきちんとされていて、A商店からの入金も正常ということが一目で確認できます。

B商店

1/31時点で先月分(なし)  +当月分(1月分)の売上のみ
2/28時点で先月分(1月分)+当月分(2月分)の売上のみ
3/31時点で先月分(2月分)+当月分(3月分)の売上のみ

となっているので

入力もきちんとされていて、B商店からの入金も正常ということが一目で確認できます。

C商店

C商店は都度請求都度入金ですが、補助科目を分けていると、おかしなところが見えてきます。

緑のところで間違った金額を入金していますね。
もしくは、請求した金額は7,000円なのに、会計ソフトへの入力の際に8,000円と誤って入力してしまっている可能性もあります。
クラウド会計ソフトであれば入金額は取引データと連動しているので、間違いはありませんが、弥生会計の場合だと、ちゃんと8,000円振込んでくれているのに、こちらが誤って7,000円と入力している可能性もあります。

というように、補助科目をきちんと分けていると、入金の管理も会計ソフト上で楽にできます。

補助科目を分けていない場合

売上の金額と入金額を頑張って照合すればどこがおかしいのか分かるのですが、パッと見て見つけるのは難しいですよね。

補助科目の作成方法

各種設定→勘定科目
補助科目追加

補助科目は工夫次第で非常に便利

今回は売掛金を例に補助科目の使い方をご紹介しました。

売掛金の管理をきちんとしていなければ、回収もれも防ぐことができますし、誤って二重で請求したり、ということもなくなります。

補助科目は他にも便利な使い方があるので、また別記事でご紹介していきたいと思います。