「今年から確定申告しないといけないんですけど、どうしたらいいですか?」という相談で、よく聞かれる質問をまとめてみます。
確定申告といっても色々な方がいますが、今回は次のような方々を対象に書いていきます。
- デザイナー
- システム開発
- コンサルタント
- ライター
- 美容師
- インストラクター
- 非常勤講師
- 工事の下請け
「まとめてみます」とか偉そうに書きましたが、一回じゃまとめきれなかったので、今後もちょこちょこ書いていきます。
確定申告ってどんな感じ?
雇用契約、つまり社員として給料をもらっていた場合には、会社側が12月の年末調整で年間の税金を計算してくれていました。
個人事業になると、自分で年間の税金を計算して申告(確定申告)しないといけません。
収入については、何も引かれていなければ振り込まれる金額がそのまま収入になるので簡単です。
経費は領収書を保管しておいて、それを確定申告の際に集計して計算します。
こちらの記事「青色申告にも2種類ある。65万円控除と10万円控除について。」の真ん中あたりの「確定申告で提出する書類」のところに、確定申告のときに税務署に提出する書類を書いています。
白色申告であれば「収支内訳書」、青色申告であれば「青色申告決算書」という書類に、今年1年間の収入がxxx円、交通費がxxx円、消耗品費がxxx円、経費の合計がxxx円という形で、計算した結果を書いて提出します。
経費ってどんな感じ?
もう少しつっこんで言うと、例えば、飲みに行ってその人が自分のお店に来てくれるかもしれないとか、飲みに行って仕事の相談や打合せをするとか、飲みに行く目的が利益を上げるためという場合あれば経費になります。
この辺の線引きは、正直なところご本人しか判断できません。
それがプライベートなものであれば仕方がないですが、さきほど言ったような事業に関係する飲み代であれば、税務調査で指摘を受けてもきちんと主張すべきです。調査官が納得のいく説明ができれば経費になったのに・・・というケースもあります。
- 現場まで行くまでの電車代やバス代などの旅費交通費
- ガソリン代、車検費用などの車両費
- 自動車保険などの損害保険料
- 飲み代や土産代などの接待交際費
- 打合せをするときの食事代などの会議費
- 携帯代やハガキ、切手代などの通信費
- 仕事をするときに使う用具などの消耗品費
- 自動車税などの租税公課
- 研修を受けたときの研修費
飲み代や車に関係する費用などは、事業に関係するものとそうでないものを分けるのが難しいので、「何割が事業に関係するものか」按分する必要があります。
その他、自宅の一室で事務処理や作業をする人なんかは、家賃や光熱費の一部を経費に入れることができます。
この場合も「何割が事業に関係するものか」按分する必要があります。
「按分」って何ですか?
領収書を集計した結果、年間の車両費が10万円だったとします。平日は仕事、土日はプライベートで車を使う人の場合、約70%(5日÷7日)が事業用となります。
なので、10万円×70%=7万円を収支内訳書や青色申告決算書の車両費の欄に書きます。
これもご本人しか判断が難しいところです。
税理士に頼んだがいいと?
ただ、同業の人に教えてもらうのと税務署で教えてもらうのでは違いがあるでしょうね。
税務署で教えてもらうと正しい方法を教えてくれると思いますが、面倒くささが増すかもしれません。
その点税理士だと、色々な効率的なやり方をお客様ごとに考えながら仕事をしているので、正しいやり方で効率の良い方法を教えてくれるでしょう。
ただ、時間制限があるので、そこで「全てマスターする」のは難しいので、自分で実際にやってみて、分からないところを聞くといいでしょう。
お言葉に甘えて営業をさせてもらうと
「自分でもできる」というのはたしかにそうなのですが、節税効果の大きい青色申告の65万円控除というのがあります。
それはなかなか自分で作るのは難しいでしょうね。
個別相談なら時間単価5,000円くらいなので、例えば月に2時間を3か月やっても3万円くらいですね。
一度そういう形でやり方を教えてもらって、形を作っておくと翌年からは前年の処理を見ながら自分でできるでしょう。
弥生なんちゃらとか会計ソフトの選び方は?
手書きで作る人もいますが、会計ソフトを使えるようになっておくと、確定申告にかかる時間も短縮できるうえに、細かい分析や前期との比較、今後のシミュレーションにも使えます。
- 弥生会計
- freee
- MFクラウド
あたりです。
弥生会計はコツコツ入力する人に向いていて、freeeやMFクラウド(いわゆるクラウド会計ソフト)は、はじめにしっかり設定をしておけば自動で帳簿を作ってくれます。
クラウド会計ソフトを使えるようになれば、確定申告はめちゃくちゃ楽になります!
- はじめの設定をしっかりやる
- 現金払いを減らしてカード払いにする
- なるべくインターネットバンキングを利用する
- 事業用とプライベート用を分ける
この辺りをやらないとぐちゃぐちゃになって逆に時間がかかってしまうことになります。
自動で帳簿を作ってくれる分、整理しやすい環境を作っておかないといけないんですよね。
ゴミと大事なものを床に散らかした状態でルンバを走らせるイメージです。
当事務所ではクラウド会計ソフトの導入に力を入れています。
「税理士に顧問を依頼するほどではないけど、確定申告を楽にしたい」
「青色申告65万円控除を使って節税したいけど、会計ソフトの入力は面倒くさい」
という方向けにも、顧問契約ではなくクラウド会計ソフト導入コンサルを行っています。
料金などは、近日中にアップする予定ですが、だいたい6万円くらいになりそうです。
税務調査について
実際に、サラリーマンでマンションを貸しているだけの白色申告の人のところに税務調査が入ったことがありましたし。
それにペナルティがかかるので、30万円くらいでしょうか。確定申告だと年度ごとに税金を納めますが、税務調査の場合、否認された分を一気に納めないといけないのが怖いところです。
税務調査についてはこちらの記事も参考にされてください。