バスケスクールの子供に
「コーチって仕事何しよると?」
と聞かれ、最終的に
「給料もらってないんや!かわいそうやね!」
と同情された話です。
税理士って何?
いや。「税理士」って答えたら「ふーん」で終わるやろ!
「税理士って何?」とか言うなよ。。。
正確に伝えようとして話が分かりづらくなって結局誤解されてしまう悪い例
「税理士はクライアントと雇用関係にないので給料はもらっていません。報酬をもらっています。」
これが正確な情報ですが、子供からしたらそんなことどうでもよくて、「いくらぐらい稼げるのか?」ということが聞きたかったはずです。
しかし僕がしょうもないことを正確に伝えようとしたばっかりに
税理士=よく分からない仕事をしているけど給料をもらえないかわいそうな人
というイメージを作り上げてしまいました。
世の中の税理士さん、申し訳ございません😢
子供との会話だけでなく、相談者との会話でもときどきこういう瞬間があります。
正確に伝えるメリット
- 問題が生じた場合の責任の所在がはっきりする
- 状況が変わったときに相談者自身で判断することができる
正確に伝えておかないと「あのときこういう説明だったからこうしたのに」「いえ、それはこういう意味で言ったんです」と、どちらの責任か分からなくなります。
また、相談があった時点での情報だけをもとにアドバイスをすると、状況が変わって有利不利の逆転が起こった際に、相談者自身での方向転換ができません。
正確に伝えて正確に受け止めてもらえるに越したことはありません。
しかし、正確に伝えるにも限界がありますし、何より分かりづらくなってしまいます。
大筋の話を理解してもらうためには
どうしても省略する部分は必要です。
しかし、誤解を招いて不利益が起こらないように、少なくとも有利不利が逆転する状況はお伝えする必要があります。
多少金額が変わるような状況については「〇〇が変わると多少金額は変わってきます」と補足する程度にとどめて、大筋の話と有利不利が逆転する状況についての注意点を理解してもらえるよう話し方を工夫することも必要です。